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トキワ精神保健事務所 「記録」こそが家族を救う!
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「記録」こそが家族を救う! 〜専門機関へのアクセスを可能にし、誤診を防ぐ〜
家族を守るのは、「記録」の積み重ね!

弊社ではこれまでに、家族の問題で悩むご両親、ごきょうだいから、数多くの相談を受けてきました。寄せられる相談は、精神疾患にまつわる問題に限らず、子供の長年のひきこもり、不登校や非行、子育てに関することなど、さまざまです。
このような悩みを抱える家族の多くは、すでに公的機関を含め、専門機関や専門家に相談に訪れています。それでいて、「ほとんど話も聞いてもらえず、別の相談機関を紹介された」「話は聞いてもらえたが、具体的なアドバイスはなかった」という方も、少なくありません。
もちろん、家族の問題は一朝一夕に解決するものではありませんが、せっかく相談に赴いたのに、具体的かつ現実的なアドバイスがもらえないのでは、意味がありません。一方で、そのような専門機関をうまく利用して、少しずつ改善策を見いだしている家族もいます。
弊社の経験から申し上げますと、うまくいかない家族の共通点として、「対象者(本人)の情報を整理できていない」「専門家に、重要な情報を的確に伝えられていない」ということが挙げられます。そこで以前より弊社では、「家族が記録をとっておく」ことの大切さを訴えてきました。大袈裟なようですが、家族に何か問題が起きたときには、「記録」がなければ家族を守ることさえできないのです。

マイノート・人生設計
医療機関や行政機関を動かせるのは「記録」でしかない

ではなぜ、「記録」が必要不可欠なのでしょうか。それは、相談における重要なポイントが「問題の本質を捉えたうえで、明確に要望を伝える」ことにあるからです。


●公的機関はどこも人手不足である

悩みを抱える家族が最初に相談に訪れるのは、ほとんどの場合、公的機関です。内容にもよりますが、メンタルヘルスのことであれば「保健所や精神保健福祉センター」や「役所の福祉(に関する業務を行っている)課」、子供のことであれば「教育機関」や「児童相談所」、高齢者福祉に関することであれば「介護事業所」や「地域包括支援センター」などが挙げられます。ところが今や、これらの機関には相談が殺到し、慢性的な人手不足にあえいでいます。本来であれば、公的機関の専門職員こそ、相談者の話を傾聴し、家族も気づかなかった本質に目を向ける役割を担っているはずですが、「そうしたくともできない」という現実があります。

●業務の細分化が進んでいる

加えて、公的機関の業務はどんどん細分化されています。たとえば「精神疾患」とひと言で言っても、統合失調症なのか、アルコールや薬物依存なのか、発達障害なのか……それぞれが専門の医療機関や相談先、支援先に枝分かれしています。
「ひきこもり」も同様で、その背景に「精神疾患」が隠れているケースは少なくありませんが、家族はその事実を把握していません。結果として、役所に相談に行ったところ、「ひきこもり支援センター」を紹介され、そちらに相談すると今度は「うちでは対応できないから、役所に相談してほしい」と言われてしまった……。このような「たらいまわし」現象が、数多く起こっています。

●ハードルがあがった

「精神保健分野の現状」でも説明しているように、医療や福祉につながるまでのハードルは、高くなるばかりです。この背景には、対応困難な家族の問題が増えるに従い、専門家が「できるだけ面倒なケースには関わりたくない」「責任をとりたくない」と考えるようになったことが挙げられます。とくに近頃は、何ごとにも「本人の意思や同意があること(任意)」が前提とされていますから、家族だけで相談に赴く場合には、「誰が見ても医療や福祉のケアが必要である」と思えるだけのエビデンス(証拠や根拠)が必要とされているのです。

●患者に関する情報の少なさが、誤診を招く

さらには医療につながったあとの重要な問題として、正確な診断をしてもらえるか、ということがあります。なぜなら近年は、インターネット等の発達により、患者が家族や第三者とまったく接することなくひきこもり生活を継続できるようになり、つまりは「病状を隠しやすくなった」と言えるからです。 家族は、「どこかおかしい」と感じているものの具体的な病状については把握できていません。このような患者に対して、かつては精神科医が、診察や精神療法の中で診断の核となりうることを上手に引き出していました。ところが今では、医師の権威も軽んじられ、患者もなかなか心をひらきません。黙ることでその場をやりすごすタイプや、逆に屁理屈がうまく弁が立つタイプの患者も増えています。結果的に、病院内では、家族が見てきた本人とはまったく違う人物像で過ごしており、医師も正確な診断をしにくくなっています。 正確な診断をしてもらうためには、家族としても本人の生育歴、これまでの経緯、家庭での様子等、日頃から詳細に記録をとっておき、それを主治医に伝え、事実を把握してもらう必要があります。

以上のことから弊社では、公的機関を含め専門機関に相談に訪れる家族には、以下のことをお勧めしています。


1.対象者(本人)に関する情報をまとめておく

情報とは、具体例としては「生活状況(ADL…日常生活動作の評価)」、「既往歴(入通院歴や病名、服薬)」、「問題行動(違法行為や家族・第三者とのトラブル)」、「これまでの相談履歴」などが挙げられます。また「生育歴」として、幼少期のエピソードや親子の関わり、学歴や職歴、友人及び異性関係等を簡潔にまとめておくとよいでしょう。

2.エビデンス(証拠や根拠になりうるもの)を用意する

上記の本人情報に加え、家族が「病気ではないか」と思う本人の言葉や行動、自室の様子などを、動画や写真、音声、文書にして、相談先に提出します。また、アルコールや向精神薬への依存が疑われるのであれば、一日に何をどれだけ飲んでいるのかの記録や、処方箋や処方薬の袋の保存をしておきます。
※ただしエビデンスの収集・手段については、個々の深刻度や本人との関係等により左右されますので、実施には充分ご注意ください。

3.「具体的にどんなアドバイスや助けが必要なのか」を明確にしておく

本人対応に疲れ果てた家族によくありがちなのが、漠然と「助けてほしい」と訴えたり、「家族では面倒みきれないから、一生預かってくれるところを探してほしい」と無理難題をもちかけたりしてしまうことです。家族の気持ちは分かりますが、丸投げされて応じる公的機関など、はっきり言ってありません。むしろ「厄介な家族」とみなされて門前払いをされてしまうことさえあります。
だからこそ家族は、何が問題で、何に困っているのかを明確にし、優先順位を決めて、焦らず一つずつクリアしていく気持ちで臨まなければなりません。専門機関が細分化しているからこそ、「この部分は、この専門機関(専門家)に助けてもらう」、それができたら今度は「この専門機関(専門家)の力を借りよう」と、順を追って進めていく努力が求められています。

※家族が専門機関に相談にいく際のポイントについては、押川剛の著書 「子供を殺してください」という親たち (新潮文庫)でも詳しく記述しています。

とはいえ、深刻な事態に陥ってから上記の内容をまとめようとしても、過去の記憶を掘り起こすことから始めなければならず、時間がかかります。また、人間は年をとるほど記憶が曖昧になりますから、思い出せないことも出てきます。そこで弊社では、日頃から、「マイノート」のようなソフトを使い、記録をとっておくことをお勧めしています。
なお、「マイノート」には出力・印刷機能もついていますので、必要箇所をPDFデータにしたり、印刷したりすることもできます。


マイノートなら、こんなことができる!


  • 自分や家族に関するあらゆる情報を、一元化することができます
  • マイノート・人生設計
  • 「日記」の項目では、日々の出来事はもちろん、子供の病状や問題行動に重点をおいて記録をつけることもできます。スキャナーやデジタルカメラで作成した画像、データ等も、簡単操作で取り込めます
  • マイノート・人生設計
  • 「健康」の項目では、かかっている医療機関、服薬している薬の情報などを記録できます
  • マイノート・人生設計
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子育て中の親にも! “万が一”に備える子供の成長記録

「記録」の重要性は、子育て真っ最中の親御さんにも言えることです。
弊社には、思春期の子供をもつ親からの相談も少なくありません。子供が学校に行きたがらない、ひきこもりになりかけている、非行に走った……. そのような問題が起こると、親は理由や原因を、「成績が下がったから」「学校をやめたから」「友達と喧嘩をしたから」など、表面的なものに求めてしまいがちです。
しかしそれでは、問題の本質(=「子供の本音」とも言えます)に気づくことはできません。子供の本音を知るためには、家庭で起きていることを含め、日々の小さな出来事こそがヒントになります。だからこそ、今日は子供の様子がこうだった、こんな成長があった、子供とこんな話をした……といった日々の出来事を、ひと言ふた言でもよいから、書き留めておくべきです。記録が積みかさなるほど、親自身の「ヒストリー」、ひいては家族における「ファミリーヒストリー」になっていきます。

※ファミリーヒストリーを見つめなおす重要性については、押川剛の著書 子供の死を祈る親たち (新潮文庫)でも詳しく記述しています。

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マイノートなら、こんなことができる!


  • 「カレンダー」の項目では、「私」「家族・知人」「生活」「日記」など各項目に記入したことが、アイコンとして一覧表示されます。アイコンをクリックすると詳細が確認できるので、いつ何が起きたかを簡単に把握することができます
  • マイノート・人生設計
  • 「人生設計」の項目では、自分や配偶者、家族の情報を記入するだけで、今後の人生設計をシミュレーションすることができます
  • マイノート・人生設計
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究極の備え! 親の老後や死後に、子供に何を伝えるか

障がいをもつ子供や、長期にわたるひきこもりを続けている子供をもつ親にとって最大の不安は、「将来のこと」です。弊社では、先々に備えるためにも、できるだけ早く子供を医療や福祉につなげ、第三者との人間関係を構築し、社会で「共生」できるようにしてあげるべきだと考えています。
しかしながら親の中には、「自分たちが元気なうちは、子供の面倒をみる」と覚悟を決めている方もいます。あるいは、何とかしたいと思っていても、親自身が高齢だったり病気を抱えたりしていて、具体的解決が難しいという方もいます。
そのような家庭の親が、最低限しておくべき究極の備えもまた、「記録」です。ここには、二つの目的があります。


@「子供(本人)」に、「親」の情報を伝える

本人の状態が比較的軽い場合の手段です。たとえば、障がいがあるが作業所などには通えている。ひきこもりがちではあるが、身の回りのことや多少の外出はできている。しかし親子関係は良好ではなく、大事な話はできていない……といった家族において、親が倒れたり亡くなったりしたときに伝えたいことを、「記録」として残しておきます。


A「他の子供たち(本人のきょうだい)」や、「第三者(福祉や医療の関係者)」に、「本人を含む家族」の情報を伝える

「兄弟・姉妹の方へ」にも書きましたとおり、本人の状態を把握しているのは親だけで、他の子供たち(本人のきょうだい)は何も知らされていない、ということも珍しくありません。親は「他の子供たちには迷惑をかけたくないから」と言いますが、万が一親に何かあったときには、他の子供たちが、嫌でも関わらざるをえなくなります。そのときに、本人の既往歴や生育歴も含めたこれまでの経緯や、本人のために残された資産(預貯金や有価証券、不動産等)の有無が分からないようでは、対応のとりようがありません。
また、きょうだいがいない一人っ子の場合、心身の状態によっては、親族や第三者(福祉や医療の関係者)の介入が必要となってきます。その際、本人の記録が多少なりとも残っていることで、適切なケアをしてもらえる可能性が高くなります。

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もちろん、法的効力のある公正証書遺言等を作成しておければ安心ですが、そのためには、費用も時間もかかります。「マイノート」では、遺言書には書ききれない細々したことも含め、気軽に記録することができます。
なお、「マイノート」はパスワードで保護されていますが、家族閲覧モードを使えば、家族も閲覧することができます。

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マイノートなら、こんなことができる!


  • 「もしもの時」の項目では、親が「病気になったとき」や「介護」「葬儀」「お墓」が必要になったときに備えて、希望を書けるようになっています。親に何かあったときに、子供が連絡を取れる相手(親族や知人)の名前・連絡先なども記入しておくとよいでしょう
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  • 「お金」の項目では、証券やファンド、不動産、ローン等について記録できます
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「個人」がもっとも尊重され、個人情報の扱いに厳しい時代である以上、今後はますます、「 記録」こそが家族を守る「防犯」の役割を担う果たすようになるでしょう。逆に言えば、記録や証拠がなければ、公的機関や専門機関から相手にされない恐れさえあるのです。「マイノート」などのツールを上手に使って、記録を重ねてください。

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